房総半島から徒然ブログ

住みにくい世の中を出来れば笑って暮らしたい、寛容でおヒマなかたのみ歓迎の気まぐれブログです。

アフリカ開発会議で思う TICAD8 Closed

第8回アフリカ開発会議北アフリカチュニジアで開かれた。

前回は2019年に横浜で開かれて、今年は2016年のケニア・ナイロビに続く2回目のアフリカ開催になる。コロナで渡航もままならないが、様々なサイドイベントがネットで開かれた。
そんな中からUNIDOのウェビナーに参加して、懐かしいアフリカの面々に会う事が出来た。
アフリカ開発会議TICAD ) は日本政府の主導で3年ごとに開催されて30年以上にの歴史を持つ。この間、JICA(国際協力機構)を中心にアフリカ各国で様々な公的支援活動が展開されていて、各国の日本に対する好感度は絶大なものがある。

TICAD7 in Yokohama

TICAD7 in Yokohama

片や、民間ビジネスで日本への好感度を支えるトップ企業がある。トヨタ自動車だ。
その品質に対する信頼はもはや神話に近いものがあって、好影響は自動車だけでなく日本の商品、サービスの各分野にあまねく及ぶ。Made in Japan、Support by Japan というのはおまじないのような威力を持っていると、現地で日常的に感じたものだ。
アジスアベバのタクシー運転手さんが「 Kaizen, Kaizen 」と繰り返し言うので何それと聞くと、誰に教わったのか、有名なトヨタの改善活動のことだった。
年代物の車でやけに飛ばすので「 Anzen, Anzen 」とやり返したが、これは伝わらなかった。

Best Seller in Africa

Best Seller in Africa

何度もアフリカに渡航してきて、ふと思うことがある。これまでサブサハラサハラ砂漠より南の地域)を中心に8か国を訪れたが、どの国へもVISAが必要だった。
ワンタイムのビジネスVISAを得るには、訪問先団体や企業からの招待状(インビテーションレター)が必要なことが多い。マルチビジネスVISAとなると、かなりのお金と本国照会などでとても時間がかかる。VISA発給代金を収益として見込んでるんじゃないのと思えるほどの金額を取る国もある。
現地入国時にアライバルVISAを取れる国もあるが、長い待ち行列と飛行機の到着遅延で窓口が閉まる不安がつきまとう。


ある時、急なアフリカ行きになって止む無くナイロビの空港でアライバル観光VISAを申請した。窓口の女性係官が僕のパスポートを見て、あまりに多いVISAスタンプに、
「 日本人? 何デコンナニ観光スルノ、アンタ来過ギヨ  」
「 I Love KENYA 」と応えたら呆れ顔で笑って、パコーンとVISAスタンプを押したパスポートを投げ返してきた。
TICADでこれだけ長いお付き合いなのだからVISA免除国になっても良さそうに思うが。どうなってるんだろうか。