房総半島から徒然ブログ

住みにくい世の中を出来れば笑って暮らしたい、寛容でおヒマなかたのみ歓迎の気まぐれブログです。

アフリカ

再始動 After a long stagnation

ラストフロンティアで 最後にケニア入りしてから2年が過ぎようとしている。コロナの影響で行き来が難しい状況は、日本側の出入国規制によるところが大きかった。ナイロビでは危惧していたような感染爆発は幸いにも起こらず、早い段階での通常の日々への回帰…

アフリカ開発会議で思う TICAD8 Closed

第8回アフリカ開発会議が北アフリカのチュニジアで開かれた。 前回は2019年に横浜で開かれて、今年は2016年のケニア・ナイロビに続く2回目のアフリカ開催になる。コロナで渡航もままならないが、様々なサイドイベントがネットで開かれた。そんな中からUNIDO…

ラストフロンティアとは

可能性の大陸 アフリカの仕事仲間が年末年始の現地勤務を終えて日本に戻った。水際対策ルールに従って、成田空港近くのホテルで1週間の隔離を終えてようやく帰宅したとのこと。しかし2週間後にまたケニアでの医療活動に戻るという。その肉体的、精神的負担を…

跳んでアフリカ

写真を整理しながら、アフリカ大陸で宿泊滞在した国々の記憶を辿ってみた。 スーダン この国を商売で訪れる人は多くないと思われる。輸出が出来たとしても代金回収の方法が限定される社会主義国だ。人々は一様に長身痩躯で平均身長は180㎝を越えるらしい。 …

アフリカで元旦

エチオピアの暦で1年は13か月ある 1月から12月は各月30日、残りの5日(うるう年は6日)が13月になる。1日の時間についても、夜明けから夕暮れまでの12時間を1サイクル、夕暮れから夜明けまでの12時間を1サイクルとする12時間制だという。普通の国々と違って1…

魔性のエチオピア料理

エチオピア料理は大勢で食べるのが良い 現地の友人が地元レストランに案内してくれた。日本の藁ぶき屋根に似た建物はかなり大きくて、長い柱で支えられた空間は巡回サーカスのテントのように広い。 土間の店内に入ると入口近くでエチオピア美人がコーヒーを…

アジスアベバ徘徊

アジスアベバの休日 タクシーをチャーターして大好きな市中徘徊に出かけた。行きたいところ、見たいものは沢山あった。博物館に行く、ローカルレストランで地元料理を食べる、喫茶店のエチオピアコーヒーを飲む、衣料品の商店通りへ行く、ナイトクラブを視察…

初めてのエチオピア

エチオピアという国はアフリカの国々の中で異色の存在 何が、と考えてみる。細身、細面で長身、どこかギリシャ系のような顔の人々。美人の国と言われることもあるらしい。アフリカで唯一と言える、植民地化されたことのない国。(西アフリカのリベリアは建国…

懐かしいアフリカ ケニア編 愛すべき人々②

ゆっくりと流れる時間の心地よさ ケニア人たちは、総じてストレートでシンプル、時々シャイで、外見と違って人当たりが柔らかい。ナイロビの中心街でもそうだが、車で数時間走れば、そこには更に人懐っこい人たちが素朴に暮らしている。妙な違和感を覚えるの…

懐かしいアフリカ ケニア編 愛すべき人々①

しなやかに、したたかに 2013年に初めてケニアに降り立って以来、公私で様々な人に出会ってきた。大半は都市の役人やビジネスパーソンたちだが、過疎の村で大地に生きる人、国立公園のガイド、観光業のマサイ族、スラム街の商店主たちのほうが性に合った。敢…

懐かしいアフリカ ケニア編 ワイルドライフ

初めてのナイロビで、想定外に近代的なことに驚いた。 ちょっと町外れを歩けば、安全な野生動物くらいゴロゴロいるだろうと思っていたからだ。山川惣治の『少年ケニア』という古い絵物語を原作とするアニメ映画の微かな記憶もあった。現実はと言えば、ナイロ…

懐かしいアフリカ ケニア編 オンザロード

魅惑と困惑のナイロビ 東アフリカのハブ、ケニアは人口約5,400万人。これまでに10回以上は渡航している、アフリカで一番縁のある国だ。マサイ族の言葉で「冷たい水」を意味する首都ナイロビは標高1700メートルの高地で、赤道直下とは思えない高原の心地よさ…

懐かしいアフリカ タンザニア編

初体験の大陸 キリマンジャロの冠雪 縁あってアフリカに関わって、およそ8年が過ぎた。医療過疎地域にドクターカーを走らせる計画の調査で、東アフリカのタンザニアを訪れたのが始まりだった。インド洋に面した最大都市のダルエスサラームに滞在し、現地の大…

解放の10月

アフリカはまだ遠い 長く続いた非常事態宣言が9月末でとりあえず、終わった。振り返れば、3月から4月にかけての一時期を除いてコロナウィルスに閉ざされた日々だった。縁あって関わって来たアフリカでのプロジェクトも、渡航が出来ないまま凍結されて今に至…